都会でもない、田舎でもない、トカイナカのまち埼玉県三芳町のふるさと納税
東京都内から約30㎞。緑豊かなベッドタウン埼玉県三芳町。
「トカイナカのまち」として、利便性と自然豊かな環境が両立する町です。
三芳町のふるさと納税返礼品には、特色ある実用品が多くみられます。有名なNikon社製品、望遠鏡・顕微鏡など他の自治体とは一線を画した返礼品。
その他にも野菜、ビールや焼酎といった地元特産品。椅子などの家具類や文房具も。ここでは埼玉県三芳町の魅力とふるさと納税の返礼品をご紹介します。
目次
埼玉県三芳町はこんな場所
埼玉県南部に位置する三芳町は、町として県最南端に位置します。
町の面積は15.33㎢、人口は約3万8千人。町内に鉄道駅は存在しませんが、都心からの鉄道のアクセスは抜群です。東北方面には東武東上本線。南にはJR武蔵野線。西南には西武新宿線・西武池袋線にアクセスが可能。また埼玉県内では財政優良度が高いことでも有名です。
ベッドタウンとしての開発が進んでいますが、町内には江戸時代に開発された三富新田などの農地や緑地といった自然が多く残っています。
また近隣の川越市、ふじみ野市、所沢市とともに日本農業遺産に認定されている「武蔵野の落ち葉堆肥法」が有名であり、江戸時代から続く川越芋も産地としても有名です。
東京からの立地や町の歴史と豊かな自然を生かし、「都会でもない、田舎でもない、トカイナカのまち」を標榜して地域おこしに取り組んでいます。
行ってみたい埼玉県三芳町の観光地
多福寺
(出典:Wikipedia)
江戸時代の川越藩主柳沢吉保が藩政を充実させるため元禄9年(1696年)に開拓させた三富新田。その新田開拓のために集められた人々は、それぞれ出身地が異なりました。
新しい農家が集まって作られた農村の連帯感を作り出すこと。困難な新田開発を担う農家の精神的支えとなるように。藩主柳沢吉保が菩提寺として建立させた臨済宗寺院が多福寺です。
重臣であった曽根権太夫が寄進した県指定の文化財の銅鐘。藩主吉保直筆の「参禅録」といった寺宝が現存しています。広い境内には立派な山門があり、春にはしだれ桜、初夏には新緑、秋には紅葉といった季節を感じる景観を楽しめます。
三芳町立歴史民俗資料館
(出典:三芳町)
昭和60年に建設された資料館。後述する竹間沢こぶしの里と旧池上家住宅と併せて歴史と自然を学習できるカルチャーゾーンとして存在しています。旧石器時代から近代まで三芳の人々の生活と歴史をたどることができる施設となっています。資料館の展示は、三富新田に代表されるような武蔵野の開拓がテーマ。
祖先のたゆまぬ努力と知恵によって豊かな土地となった三芳。旧池上家住宅は茅葺民家住宅であり、新田開拓した村が幕末には豊かな場所となったことを証明する大規模住宅。もう一つの見どころは、伝統芸能の竹間沢車人形展示。江戸時代から伝承される伝統芸能であり、三芳町を含めて三地域にしか現存していない貴重なものです。
竹間沢こぶしの里
(出典:三好町観光情報ページ)
三芳町立歴史民俗資料館に併設する公園。その名の通り、三月から四月にかけてこぶしの花が咲きます。一番の見所は初夏の蛍。五月から六月にかけて地元の竹間沢ほたる育成会が育てた蛍が鑑賞可能です。蛍が育つ理由の一つが湧水。ここは三芳町で唯一湧水がでる場所です。綺麗な湧水が蛍を育み、園内を流れる湧水は池にそそぎ込んでいます。
竹間沢にはその他にも湧水が存在するが、公園内の三か所の湧水は水量が豊富。こぶしの里のある台地には1万年前から人々の暮らしが営まれていたとされ、古来より湧水の恩恵を享受してきた歴史があります。江戸時代には湧水を集めて用水が引かれ水田地帯を潤し農業を支えました。綺麗な湧水によってクールスポットとしても人気です。
旧島田家住宅
(出典:埼玉県三芳町観光情報ホームページ)
江戸時代の文化・文政期(1804~1829)に建築されたと考えられている茅葺屋根民家住宅。三富新田開拓の歴史と文化を学べる場であり、新田開拓によって農村が豊かになったことを証明する大型家屋。
寺子屋として利用されていたこともあることから、「現代の寺子屋」としてさまざまな郷土学習教室も開催されています。江戸時代の開拓の村の形態が今でもはっきりと残り、屋敷地、耕地、雑木林と短冊状の区割りが確認できます。
また日本農業遺産の武蔵野落ち葉堆肥農法(武蔵野台地の一部は火山灰土に覆われ作物栽培に適さない土地。江戸時代から多くの木を植えて平地林として育て、その落ち葉を堆肥として土壌改良を行った農法)について学べる貴重な場所となっています。
日本乗馬俱楽部
(出典:埼玉県 乗馬クラブ)
総面積22828㎡、約7000坪の敷地を誇る広大で緑豊かな関東トップクラスの乗馬場。4面の馬場があり繋養馬数は約60頭を誇る。クラブハウス、シャワールーム、ロッカールーム、プロショップまで併設した本格施設。
都心からの距離の近さから、埼玉県内に限らず県外から通う人も多い。競技会も開催されている本格的な乗馬場ですが、初心者向けの乗馬体験や、見学もあります。
会員になると本格的な乗馬を学ぶことができ、ライセンスの取得や障害飛越や馬場馬術といった競技までフォローしています。そしてなにより、三芳町ふるさと納税の返礼品にレッスン参加型体験乗馬45分コースがあり、乗馬を楽しむことができる施設です。
埼玉県三芳町のおすすめ返礼品をピックアップ
天体望遠鏡 サイトロンNEWTONY
(詳細リンク:天体望遠鏡 サイトロンNEWTONY)
三芳町の特色あるふるさと納税の返礼品に望遠鏡があります。この望遠鏡は小型・軽量であり手軽に使用可能。子どもから大人まで楽しめる望遠鏡です。鏡筒のカバーが開閉可能で、望遠鏡の仕組みも学習できます。
卓上三脚付きでスマートフォンアダプターも付属。天体観測と同時に天体写真も撮影可能。付属のスクリーンアイピースを挿入すれば、景色をスクリーンに映し出すこともできる優れもの。
市販のアイピースが使用可能で、倍率を自在に変更可能。昼間帯にも使用できるので、天体観測だけではなく動物や草木などの観察に幅広く対応します。
体験乗馬 メンバー体験コース
(詳細リンク:体験乗馬 メンバー体験コース)
乗馬未経験の方も参加可能。総敷地面積約20,000㎡、繁養馬数約70頭、関東トップクラスの規模を誇る日本乗馬倶楽部。古来よりオリンピック競技でもある乗馬を、ふるさと納税の返礼品で体験できます。
緑豊かな三芳町で自然と馬に癒される乗馬体験。都心からのアクセスも容易な場所で、非日常が味わえる体験型限定返礼品。
参加可能コースはメンバー体験コース1回45分 (夏季は熱中症防止のため30分)
コエドビール瓶飲み比べセット
COEDO BREWERYはBeer Beautifulをコンセプトとして掲げるクラフトビールメーカー。クラフトビールの豊かな味わいを、地域農業の魅力と共に世界に発信中。三芳町で栽培された薩摩芋から作った、世界にも類のない赤色のビール「紅赤Beniaka」やアロマホップが華やかに香る「毬花Marihana」などのビール全6種類が2本ずつ入った12本のギフトセット。
三芳町の季節のお野菜とみよしなたね油セット
(詳細リンク:三芳町の季節のお野菜とみよしなたね油セット)
江戸時代から続く農業のまち三芳町。開拓で有名な三富新田は、水田ではなく畑作の新田開拓でした。日本農業遺産である「落ち葉堆肥農法」による改良を重ねることで肥沃な大地となった三芳町。
町内の農家の方々が古来より受け継いだ土づくりで、収穫まで大切に育てあげた季節の野菜「みよし野菜」と貴重な国内産一番しぼり菜種油のセット。
一番しぼり菜種油は、三芳町商工会まちづくり協議会のオリジナル商品です。もととなる菜種は協議会と地元の農家が栽培した純国産の菜種が原料。特許湯洗い洗浄で製造した一番しぼり菜種油は野菜との相性も抜群の一品。
腰痛対策椅子 バランス シナジー
(詳細リンク:腰痛対策椅子 バランス シナジー)
ノルウェーのH・C・メンショールが発明したバランスチェア。腰痛で椅子に座るのがつらい方のための腰痛対策椅子。臨床試験で腰痛を軽減する効果が確認されています。
この椅子はゆらゆらと揺れる構造になっています。自然にバランスを取ろうとする人間本来の性質を活用することで必然的に背筋が伸びて、正しい姿勢で座ることが可能になります。
臨床試験で、姿勢改善や腰痛軽減が実証されています。さらに三芳町内企業である(有)AZUMAが、製造の一部に携わっている専用のニットカバーが付属。腰痛対策だけではなく、長時間デスクワークや座り仕事をされる方におすすめの返礼品。
埼玉県三芳町のふるさと納税寄附金は何に使われる?
三芳町のふるさと納税寄付金は令和3年度に寄付件数13317件となり、寄付額は372650000円。これら寄付は以下の各事業に利用されています。最も充当額が多いのは、こども医療費給付事業。次いで予防接種事業と後期高齢者医療支援事業の順となっています。
- (子育てに関する事業)子どもたちのために安心して子育てができる環境整備。
- (安心・安全に関する事業)安心して住みやすいまちづくりのために道路の整備や防災防犯活動。
- (公園・緑化に関する事業)緑化促進、歴史景観の保全。不法投棄対策や環境美化。
- (農業振興に関する事業)ブランド野菜「みよし野菜」のPR。江戸時代から続く伝統農法の保全と継承。特産品の開発支援や農業の生産基盤の確保と後継者対策。
- (芸術・文化・教育に関する事業)子どもたちが健やかに育つように教育環境整備、学校教育の充実。スポーツ振興や文化普及。
- (健康・福祉に関する事業)高齢者や障がいのある方が、安心して暮らせるようにバリアフリーのまちづくり。健康で生き生きと輝き続けるための健康長寿の取り組み。
- (その他町長が必要と認める事業)
まとめ
埼玉県三芳町は埼玉県南部に位置し、東京からわずか30㎞の距離にある自然豊かな歴史あるまちです。江戸時代から続く開拓の歴史と伝統農法。
自然と利便性が共存するまちと古来から伝わる持続可能な発展方法は、これからの日本のSDGsを考えるヒントの一つになるのではないでしょうか。ふるさと納税の返礼品も地元農産物やクラフトビール、乗馬体験など自然を活かしたものが揃っています。特色ある望遠鏡や顕微鏡。
家具や文房具なども実用性を考慮した品が並び、日々の暮らしを便利に快適にしてくれるものが多く揃います。ふるさと納税を通じてトカイナカのまち埼玉県三芳町を応援してみませんか。