最高級ラム肉や日本一の甘えび、天然記念物の島をめぐる魅力だらけの羽幌町
甘えびの水揚げ量が日本で一番多い羽幌町は、ふるさと納税の返礼品にも甘えびを推しています。
水産系の返礼品を受け取ったことのある方の中には、
・返礼品で生ものを貰ったけど解凍したときにドリップがでて生臭くなった
・思ったよりも殻が多くて食べられる部分が少なく損した
といった経験がある方もいるかもしれませんが、羽幌町の返礼品はある工夫により鮮度をたもったまま食卓へ運ばれます。
水産業に注目が集まりやすい北海道羽幌町ですが、世界の首脳が味わった最高級ラム肉も返礼品として扱っています。
この記事では、羽幌町の魅力を解説し、おすすめの返礼品を紹介します。
羽幌町はこんな場所
(出典:北海道羽幌町ふるさと納税特設サイト)
羽幌町は、北海道北部の日本海側に位置し、沖合には天売島と焼尻島の2つの島を有する町です。
甘えび漁が特に有名で水揚げ量日本一を誇ります。
羽幌町内では羽幌えびタコ餃子など、甘えびをつかったご当地グルメが楽しめるほか、海鳥の繁殖地である天売島や、一風変わった森「オンコの荘」がある焼尻島、羽幌町の港ではキャンプや花火大会が開かれます。
夏になると羽幌神社”喧嘩祭り”が催されるなどレジャーとしても魅力も一入です。
そんな羽幌町の魅力をひとつずつ解説していきます。
羽幌町から出荷される日本一の甘えび
お刺身や手巻き寿司に欠かせない甘えび、お寿司のネタでは一番好きだという方もいらっしゃるでしょう。
えび籠量で有名な甘えびの水揚げ量は、北海道だけでも全国の7割を占めており、高品質な甘えびでも価格競争が起こりやすく比較的安価に流通しています。
豊富な餌場である日本海で育った甘えびは、ぷりぷりで甘味が強く新鮮なまま全国へ流通されます。
はぼろ甘エビまつり
毎年6月には水揚げされたばかりの甘えびを堪能できる甘えびまつりが開催されます。
獲れたての甘エビを浜値で販売する他、屋台では甘えびを使用した創作料理などが並びます。
2022年はコロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、特産品を当てる代替イベントなどが開催されました。
ご当地グルメ羽幌えびタコ餃子
羽幌町で2009年に誕生した”羽幌えびタコ餃子”は肉を一切使わず、甘えびと水だこを具材とした海鮮餃子です。
焼き餃子や揚げ餃子といった餃子本来の調理方法から、カレーのトッピングやラーメンへのトッピングとして提供するなどバラエティに富んだご当地グルメです。
天売島(てうりとう)の大自然が織りなす海鳥達の帰巣ショー
天売島は海鳥であるウトウの世界最大の繁殖地です。
3月頃から60万羽を越える数のウトウがヒナを育てるためにこの島に集まります。
天売島の最西端では海中から鋭く突き上げるようにたった48m大岩があり”赤岩”の名称で島のシンボルとなっています。
赤岩展望台の地形を利用して子育てをする海鳥はウトウだけではありません。
「オロロン」と鳴くペンギンの姿によく似たウミガラスや、4月から5月にかけて恋愛期間をむかえる虹彩色で赤足のケイマフリなどが生息しています。
ウトウがヒナたちのために小魚を口いっぱいにくわえ帰巣したところのおこぼれを虎視眈々狙うウミネコなど、夕焼けを背景に数十万羽の鳥たちが餌をめぐり争う様は、まさに圧巻です。
フランス産最高級ラム肉と肩を並べる幻の食材【焼尻島産の”めん羊”】
焼尻島は、強風や豪雪といった厳しい自然環境に耐えるため、一風変わった様相を形成するイチイの原生林がオンコの荘と呼ばれ国の天然記念物に指定されています。
広葉樹と針葉樹が混成するウグイス谷では、数百種の野鳥が飛来し囀りの協奏が楽しめるバードウォッチングのポイントとしても有名です。
実は焼尻島では道内では温暖な環境や海風が運ぶミネラル豊富な土壌など独特な畜産環境が調い羊の畜産が盛んです。
フランス産最高級ラム肉「プレ・サレ」に比肩する食材として”焼尻サフォーク”が全国的に知られており、一般には流通していないため町内の精肉店で購入するか”ふるさと納税の返礼品”として手に入れることができます。
北方系300種のバラが咲く”はぼろバラ園”
国内ではなかなか見ることができない、道北地域ならではの希少な品種が多く300種類2000株ものバラが植栽されています。
品種それぞれにユニークな名称があり、黄色系の代表格”フリージア”を始め、”アイスバーグ”や”レッドレオナルドダヴィンチ”、フェアリーレッドやアグネス”などといった一度はどこかで聞いたような名前がつけられています。
バラの栽培は、他の植物に比べ維持管理にコストがかかりますが、地元のボランティアでなりたっているなど地域に密接したバラ園です。
6月下旬から見頃を迎え、満開となる一季先と四季咲きが同時に咲き誇る7月は特に見頃となります。
更にバラの最大の魅力は三番花といい9月下旬から開花し、発色や香りが最も高まり見応えがある季節です。
獅子と御輿がぶつかりあう羽幌神社”喧嘩御輿”
(出典:羽幌町観光協会)
羽幌町の7月は国道を閉鎖して神輿が練り歩く羽幌神社祭が催されます。
二頭の獅子が御輿とぶつかり合う”喧嘩御輿”の迫力が見応え充分です。
羽幌町のおすすめ返礼品をピックアップ
甘えびやラム肉など魅力溢れる羽幌町ですが、どのような返礼品があるのでしょうか?
おすすめの返礼品をご紹介します。
北海道羽幌産生鮮甘えび
まずは【最高級甘えびのまち羽幌町】ですから、もちろん甘えびをおすすめします。
武蔵堆と呼ばれる最高の漁場で育ったえびは、荒波にもまれながら豊富なエサを食べて成長するため、ぷりぷりの身が朱色の殻にびっしりと詰まっています。
食べると絶妙な甘味が、プリっとした触感と絶妙に合い絶品です。
超速リキッド凍結により、解凍後にしたたるようなドリップもありません。
輸送システムの充実により新鮮なまま食卓まで運ばれるのも、日本一の漁獲量を誇る羽幌町だからこそと言えますね。
お刺身や甘えび丼にして贅沢にいただくのがおすすめです。
町民ですら滅多に食べられない幻の「焼尻サフォーク」
海風が運ぶミネラル豊富な焼尻島の土壌や、天敵のいない環境でストレスなく育った羊の肉は驚くほどクセがなく美味しくいただけます。
2008年の洞爺湖サミットでは、各国首脳に振舞われフランス産最高級ラム肉プレ・サレに比肩する食材として”幻の羊肉”とも呼ばれています。
8月から9月頃にかけて製造したものを出荷するため、時期が悪いと品切れとなり手に入らない可能性もあります。
国賓に振舞うに相応しい、幻のラム肉とはどんな食材なのか一度は味わってみたいですね。
羽幌町を巡ろう!感動の島旅を味わえる地域巡りチケット
焼尻島と天売島を巡るフェリーの乗船チケットの返礼品です。
焼尻島では温暖な気候から、めん羊が草を食む広大な自然の中でキャンプをしたり、ラム肉を焼き肉でいただくイベントが開催されます。国定公園では様々な野鳥の囀りを聞きながらバードウォッチングがおすすめです。
天売島では夕暮れとともに数万羽の海鳥が織りなす幻想的な大自然ショーを見ることができます。
羽幌町では港でのキャンプや花火大会、バラ園の開花時期に合わせて訪れるのもおすすめです。
北海道の贅沢おつまみ加工品8種つめあわせ
にしん漁で栄えた羽幌町はえび籠漁でも餌としてにしん漁は盛んに行われています。
にしんや甘えびをはじめ地元でとれる食材を使用したおつまみの詰め合わせが羽幌町らしい贅沢なセットです。
- 甘えびの塩辛
- 甘えびわさび
- 旨辛にしん醤油
- たこわさび
- 鮭とば
- 糖にしん
- 鰊きりこみ
- 数の子オクラ
北海道の海の幸を堪能できる返礼ですね。
北海道アイスクリーム
こちらは北海道でおなじみのセイコーマートで扱っているアイスクリームです。
濃厚なコクと口当たりが特徴で人気があります。
バニラ・メロン・チョコレートと3種類ありそれぞれに拘って製造されています。
北海道産赤肉メロンを使用
傷や大きさが合わず、見た目の良し悪しで商品として規格外となったメロンの果汁を使用した上品な味のアイスクリームです。
北海道産の牛乳と生クリームを使用
バニラ味は乳脂肪分が16%で、濃厚なコクの違いが感じられます。
チョコレート味はクーベルチュールチョコを使用し更に濃厚な味わいに仕上がっています。
羽幌町のふるさと納税寄附金は何に使われる?
羽幌町の寄付金の使い道は以下の通りです
(1)天売島・焼尻島の振興の為の事業
羽幌町が有する2つの島は国定公園に指定されています。
天売島の海鳥達の保護や、焼尻島の環境保全を初めとし、観光行事の企画開催など離島振興のために役立てられます。
(2)未来を担う子供たちのための事業
地元の子供たちの為、子育てコンサートの開催や、小中学校の図書購入費にあてられるほか、乳幼児や青少年の健全育成のための取組に活用されます。
(3)地域産業の活性化のための事業
甘えび水揚げ量日本一や、最高級ラム肉の畜産をはじめとした農業・水産業の担い手の育成や6次産業化の推進等、産業の活性化にあてられます。
(4)その他まちづくりのための事業
羽幌炭鉱等の歴史・文化の保存や生活環境の整備、健康福祉の充実、希少な北方系バラ園等、魅力ある街づくりのための取組に活用されます。
まとめ
日本一の甘えび水揚げ漁を誇る羽幌町は冷凍技術や輸送システムの整備で””美味しい”を鮮度そのままで食卓へ届けてくれます。
また2つの離島を有しており、焼尻島では、飼育頭数に限りのある幻の羊肉とも言わるめん羊が飼育され、地元民ですら食べられることが少ない貴重なラム肉が返礼品となっています。
地域産業の活性イベントとして実際に現地で頂ける、焼尻サフォークの焼肉イベント等もありました。
天売島では普段では絶対に見ることのできない大自然ショーが繰り広げられるなど実際に訪れないと味わえない感動も羽幌町にはありましたね。
是非、観る・遊ぶ・美味しいを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。