須崎市のふるさと納税返礼品はなに?返礼品や寄附金の使い道について解説
須崎市は高知県の中部にあり、太平洋に面しています。高知県は森林率が83.8%もあるので、自然を思いっきり堪能できます。観光やリラックス気分を味わいたい方におすすめ。
また、海に面しているので美味しい海の幸をたくさん食べることができます。そんな須崎市のふるさと納税にはどんな返礼品があるのでしょうか。
今回は須崎市の観光スポットやふるさと納税の返礼品、寄附金の使い道について解説していきます。返礼品選びに迷っている方はぜひ最後までご覧下さい。
目次
須崎市はこんな場所
(出典:須崎市観光協会公式サイト)
まずは須崎市の観光地やおすすめスポットをご紹介していきます。
鳴無(おとなし)神社
(出典:須崎市観光協会公式サイト)
鳴無神社は浦ノ内湾の奥にある神社です。社殿は海に向かって建ち、参道は海から入るように作られていることから、別名「土佐の宮島」とも呼ばれています。
460年に建てられ、現在の社殿は1663年に第2代土佐藩主・山内忠義によって再建されたもの。本殿・拝殿・幣殿は1953年に国の重要文化財に指定されています。
漁業繁栄・五穀豊穣にご利益があり、特に縁結びの神様としても知られていて、全国から参拝者が訪れます。おみくじは木に結ぶのではなく、海に流すのが鳴無神社スタイル。海を汚さずに水に溶ける特殊な紙で作られているので、環境に配慮されているおみくじですね。
毎年8月25日には志那弥大祭といって、大漁旗をなびかせた漁船の海上パレードが開かれます。また秋の大祭・チリヘッポでは、神の子どもたちの結婚式が厳かに行われます。
賀茂神社
賀茂神社は多ノ郷地区にある神社です。地元の人からは「賀茂さま」と呼ばれ、親しまれています。
神社の入口には八百比丘尼(やおびくに)の塔があり、800歳生きたと言われる伝説の人魚の塔がお出迎え。梵字の彫り・屋根の反りの特徴から、鎌倉時代に造られたと言われており、高知県では最古のものです。さらに、高知県保護有形文化財に指定されています。
毎年10月20日には秋祭りが開催。ヤマドリやキジなど鳥の毛で頭を飾った少年たちが太刀踊りを奉納します。太刀踊りとは、太刀を採物として使い、囃子や歌に合わせて太刀を打ち合う踊りのこと。地域によって違いはありますが、青年の集団が踊り手に選ばれます。
紋付にたすき掛けをして、股立ちを取った袴姿に白ハチマキをして、躍動感あふれる動きを披露します。股立ちを取るとは、袴の左右を腰ひもに折り込んで、裾を上げて着用すること。太刀踊りは高知県保護無形文化財に指定されています。
横浪黒潮ライン
(出典:須崎市観光協会公式サイト)
横浪黒潮ラインとは、土佐市から須崎市にまたがる横浪半島を縦断する道路のこと。別名「横浪スカイライン」とも呼ばれています。沿線にはスポーツが強いことで有名な明徳義塾中学・高校があります。
リアス式海岸を持つ横浪半島の峰に沿って、約19kmの東西にわたるドライブコースは爽快。雄大な太平洋を見下ろすことができ、北には浦ノ内湾や四国山地を見れます。さらに、晴れている日は遠くの足摺(あしずり)岬方面まで見渡せます。
青い海と自然の山を眺めながらドライブするのは気持ち良くて最高。わざわざ遠くの地域から、景色を目当てに来るドライバーやライダーもいるほどです。
途中にある帷子崎展望台は駐車場がしっかり整備されているので、休憩することもできます。特徴的なリアス式海岸をゆっくりと見れる貴重な場所です。景色が素晴らしいあまり、運転をおろそかにしないように気をつけてくださいね。
桑田山(そうだやま)
(出典:須崎市観光協会公式サイト)
桑田山では雪割桜が有名です。雪割桜とは2月中旬〜3月中旬のまだ寒さが残る時期に咲く珍しい桜で、濃い桃色の花をつけます。正式名称は「ツバキカンザクラ」(椿寒桜)。
桑田山地区全体にはなんと1000本近くある雪割桜。桑田山の雪割り桜は、シナミザクラとカンザクラの交配種だそうで、愛媛県松山市から株分けしてもらって接ぎ木したと言われています。
雪割桜が咲く時期には、桜を一目見ようと家族連れやカップルなど花見客で賑わいます。ベンチなどもあるので、お弁当を持ってピクニックをするのもいいですね。雪割桜だけでなく菜の花も咲いているので、雪割桜のピンク色と菜の花の黄色が一度に見れる景色は綺麗です。
道中には、ごろごろ道という雪割桜へ続く近道があり、写真撮影など楽しめる場所もあります。自然が豊かな場所なので心も体もリフレッシュしたいときにおすすめ。
武市半平太像
(出典:須崎市観光協会公式サイト)
武市半平太像は横浪黒潮ラインの道中にあります。
1979年に建てられ、全長6mのとても大きな像です。像の後ろにある石碑には、武市半平太と共に行動し活躍した志士たちの名前が刻まれています。
武市半平太は通称される名前で、本名は武市瑞山(ずいざん)。1861年に下級武士や村役人を中心とした土佐勤王党を結成して、党首となりました。尊王攘夷論を唱える武市は、公武合体論を唱える山内容堂や吉田東洋と対立します。そして武市は吉田東洋を暗殺を指令しました。
勢力を保っていたように見えた尊皇攘夷派ですが、次第に国政は開国へと向かっていました。土佐藩主・山内容堂によって土佐勤王党は弾圧され、捕らえられてしまいます。そして武市も捕らえられ、一年半もの間投獄されていました。最終的には切腹を命じられ、35歳で生涯を閉じます。
須崎市のおすすめ返礼品をピックアップ
次に須崎市のおすすめ返礼品を紹介していきます。
かつおのタタキ
(出典:ふるなび公式サイト)
かつおは高知県の県魚で馴染みのある魚です。
かつおのタタキは、漁師が船上で食べていたまかないが一般的に広まったと言われています。さらに、まだ保存技術がない時代に、船上で鮮度が落ちたかつおを食べるために、「タタキ」という料理法が発展したそう。
タタキとは名前の通り、叩くことを意味しています。調理するときに、塩やタレをかけて叩いて味を馴染ませることに由来しています。
野見漁業協同組合が販売するかつおのタタキは、一つ一つのサイズが大きく、量もたくさんあるので、家族向けにもおすすめ。個包装されていて、食べたい分だけ解凍して食べれます。解凍のやり方は説明書に書いてあるので、初めてかつおのタタキを注文する方でも安心。
藁の火で豪快に焼くことで、生のかつおとはまた違う味わいを楽しめます。にんにくやミョウガ、ねぎや玉ねぎの薄切りなどを添えて、たれやポン酢をかけて食べるのがおすすめです。
うつぼのタタキ
(出典:ふるなび公式サイト)
高知県といえばかつおが有名ですが、地元で同じくらい愛されているのがうつぼ。
うつぼは暖かい地域の浅海に生息する海水魚であり、鋭い歯と大きな口を持つ大型肉食魚でもあります。獰猛な性格をしており、暴れると手に負えないことから別名「海のギャング」とも呼ばれています。うつぼはフグ毒への耐性を持っており、フグを餌としている可能性があることが最近の研究で分かりました。
うつぼは料理方法が難しく、日本全国でも一部の地域でしか食べられていません。小骨が多い上に、大小の骨が複雑に入り組んでいて、取り除くには特殊な技術が必要です。
うつぼの身は肉厚で鶏肉のような歯ごたえ。美肌効果のあるコラーゲンがたっぷり入っています。見た目とは裏腹に、甘味のある淡白な味わいをしています。特製ポン酢がついているので、かけて食べてみてください。
うつぼはたたき以外にも、刺身、天ぷら、煮こごりなど幅広い料理に使われています。
キッチン用品まな板
(出典:ふるなび公式サイト)
高知県は県の面積の83.8%が山林で占められています。山林にはヒノキ材が豊富にあるので、贅沢に使うことができます。
まな板は、油脂分が豊富で抗菌・抗カビ効果が高く、水切れが良いので乾くのが早くとても長持ち。理由は100年かけて二酸化炭素を吸収した四万十ヒノキを使用しているから。四万十ヒノキは光合成が活発で大きく強く育ち、強い風に耐えるため油成分が多い特長があります。
刃先に優しく調理がしやすいのも、天然素材であるヒノキのおかげ。安定性に優れており、使用後も自立して置きやすい厚型になっています。まな板以外の使い勝手も良いので好評。
販売元の土佐龍ではまな板以外にも、木製のキッチン用品やバス用品を販売しています。さらに置き時計やスマホスピーカースタンドなど多岐にわたるジャンルの製品があります。この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
黒打万能包丁舟行型
(出典:ふるなび公式サイト)
高知県は暖かくて雨が多いので、良い木材に恵まれている環境。木材を伐採するのに必要な刃物を作って使用したことが、打刃物のルーツとなっています。
高知県の中で発祥した土佐打ち刃物は、使い道・場所・背丈などによって、寸法や柄の角度を自由な形で造る自由鍛造です。販売元の迫田刃物は、日本刀を作る技術から生まれた秘伝の自由鍛造と、400年続く伝統技法を受け継いでいます。
独自に高めてきた鍛造技法は、鋼の質を損なわずより高い品質の刃物を造るために、火造り、焼入れ、焼き戻しなどの温度管理を徹底。常により良い製品を造ることを目指しています。
昔ながらの鋼を鉄で挟んで鍛造した万能包丁。全ての商品を一本一本手造りにて製造し、最後は手研ぎにて仕上げています。切れ味が悪くなったら、送れば有料で研ぎ直しもしてもらえるので、長く利用したい包丁です。
地酒セット
(出典:ふるなび公式サイト)
高知県を代表する清酒「承平 土佐鶴」と「須崎」 の一升瓶2本セット。
「承平 土佐鶴」は際だつ淡麗さと爽やかな香り、そして軽快な喉越しが楽しめます。伝統の辛口造りと本醸造をうまく調和しています。
和・洋・中華など様々な料理によく合います。特に酢醤油を効かせたかつおのタタキや、山海品の鉄板焼きなどには相性抜群。
「須崎」は大辛口の特別本醸造酒で、深い味わいで飲んだ後も余韻が長く残ります。
土佐の地酒の特徴は淡麗辛口で、日本酒度は一般的に+4~+5。「須崎」はさらに日本酒度+8~+9にまで高めた超辛口な味わい。冷でも熱燗でも楽しめて、料理の邪魔をしない豊かな香りがします。魚介類や淡白な料理とよく合います。
「須崎」の製造元である西岡酒造店は、全国新酒鑑評会金賞受賞や四国清酒鑑評会優等賞を受賞しており、高い評価をされています。さらに高知県最古の酒蔵なので、歴史のある酒蔵です。
須崎市のふるさと納税寄附金は何に使われる?
須崎市の令和3年度における寄附金の活用事業は主に3つです。
- 子どもが健やかに暮らせるまちづくりに関する事業
- 自然を生かした元気創造のまちづくりに関する事業
- そのほか市長が必要と認める事業
子どもが健やかに暮らせるまちづくりに関する事業では、2017年度から須崎市在住の第2子以降の保育園児にかかる保育料の無償化などに活用されています。子どもが多い家庭にとって、保育料の無償化はすごく助かりますね。
自然を生かした元気創造のまちづくりに関する事業では、寄附金を活用して海洋マリンパークを運営。海上アスレチックやカヌーなど様々なアクティビティを楽しみながら、須崎市の雄大な自然を満喫できます。
そのほか市長が必要と認める事業の中には、しんじょう君事業というものがあります。しんじょう君は須崎市のマスコットキャラクター。須崎市の情報や特産品、各種事業のPRを実施しています。
まとめ
今回は須崎市のおすすめスポットやふるさと納税返礼品、寄附金の使い道について紹介してきました。自然が豊かな場所や歴史が深い場所など、多くの方にとって楽しめる場所が須崎市にはあります。
また、かつおやうつぼのタタキなど新鮮な海の幸が豊富なので、いつもより豪華に食事をしたい方にはおすすめです。ぜひふるさと納税を利用して美味しい食材をいただいてみてはいかがでしょうか。