ポケットカードは身に覚えがない請求がきてやばい?評判や後払いサービスについて解説
ポケットカードは、株式会社ポケットカードが発行するキャッシュバックがお得なクレジットカードです。しかし「ポケットカードはやばい」「身に覚えのない請求が来る」という悪い口コミをきくことも。
そういった噂はどこから来ているのか解説するとともに、請求金額1%OFFなどポケットカードの持つたくさんのメリットや、便利な後払いサービス「後払いワイド」、TポイントやZOZOポイントがお徳に貯まる提携カードを紹介します。
目次
ポケットカードとは
ポケットカードは、請求金額から1%の自動キャッシュバックがあるお得なクレジットカード。
発行会社のポケットカード株式会社は、実は40年以上クレジットカード会社としての歴史のある会社です。
1982年に設立された株式会社ニチイ・クレジット・サービスが、1994年に名称をマイカルカード株式会社に変え、さらに2001年、親会社が三洋信販株式会社に変わったのを受け、ポケットカード株式会社に社名を変更しました。
ポケットカードはやばいと言われる理由
ポケットカードの口コミをSNSなどで検索すると「やばい」というワードが出てきます。
40年以上の歴史のあるカード会社のポケットカードがやばいと言われてしまう理由について解説します。
①詐欺メールによる「身に覚えがない請求」の発生
理由のひとつには、詐欺メールでの被害があげられます。
ポケットカード株式会社を騙る不審なメールで利用者のクレジット情報を不正に入手しようとするフィッシング詐欺が発生しました。
この詐欺は、メール内のリンクをクリックすることで、会員専用ネットサービスのページに似せた偽ページへ誘導し、ログインID・パスワードの入力をさせ、それを利用してカード情報を取得するというものです。
この被害については、ポケットカード株式会社もそのHPで被害発生の報告と偽メールへの注意を促しています。
②ポケットカードを名乗る悪質業者の出現
ポケットカード株式会社によく似た『株式会社ポケットカード』『ポケットバンク』などの名称を使って、架空の支払請求をする悪質業者の出現も確認されています。
「ポケットカードはやばい」という口コミは、これらのトラブルに巻き込まれたり、それを耳にした人たちによって広まった誤解です。
フィッシング詐欺も架空請求も、ポケットカードの名前を利用しているに過ぎませんが、あたかもポケットカード自体が悪いように思われているのです。
不審なメールのリンクをクリックしたり、身に覚えのない請求に応じたりせず、まずは送信元のアドレスを確認し、そのメールのリンクを踏まずに会員専用ネットサービスにログインして確認するなどして被害を防ぎましょう。
ポケットカードの悪い評判・デメリット
「身に覚えのない請求が来る」というのはフィッシング詐欺や悪質業者のせいではありますが、ポケットカードにもデメリットは存在します。
初期設定がリボ払いのカードがある
クレジットカード業界では、初期設定がリボ払いのカードが増加していますが、ポケットカードについても同じです。
初期設定がリボ払いなっているカードや、リボ払い専用のカードであることに気付かずにカードを作ると、店舗利用で「1回払いで」と伝えても自動的にリボ払いとなり、余分な利息を支払うことになってしまいます。
カードの申込時にカードの種類と支払の初期設定をよく確認することが必要です。
ETC利用分など一部の支払いはポイントサービス対象外
請求金額1%OFFが魅力のポケットカードですが、下記の支払についてはポイントサービス対象外となっています。
- キャッシング
- ローン各種
- 年会費
- 電子マネーチャージ(Edy・nanaco等)
- 各種ギフト券等の金券類購入
また、カードの種類によってはもともとポケットポイントが貯まらないカードやポケットポイント以外のポイントが貯まるカードがありますので、申込の際にはよくチェックすることが大切です。
100円未満の決済はポイント切り捨てになる
ポケットポイントでは、100円未満の決済はポイントの対象にならず、切り捨てになります。
ポイントの計算方法は個々の利用ごとの付与で小数点以下一位までなので、1,250円の利用分は付与されるのが1.2ポイントとなります。
そして、ポイントは明細ごとに合計されたうえで小数点以下で切り捨てされます。
たとえば、1,250円と3,490円の商品を買った場合、1.2ポイント+3.4ポイントの計4.6ポイントから小数点以下が切り捨てられ、獲得ポイントは4ポイントとなります。
ポケットカードの良い評判・メリット
ポケットカードのデメリットを紹介しましたが、もちろん良い評判やメリットがたくさんあります。
ここでは、ポケットカードの人気の理由となっている3つのメリットを紹介しましょう。
利用額の1%が自動キャッシュバック
ポケットカードの一番のメリットは、なんといってもすべての利用額の1%が自動でキャッシュバックされること。
なんと、100円の買い物からでも1%OFFされます。
ショッピングだけでなく以下の支払いについても自動的に1%OFFされるため、これを目当てにポケットカードを選んだという口コミも見かけます。
- 電話代
- 光熱費などの公共料金
- 国民年金保険料
選べる国際ブランドが3種類
また、国際ブランドが豊富なのもポケットカードのメリットのひとつです。
プロパーカードなら、Mastercard、VISA、JCBの3つの選択肢があります。
ポケットカード自体の特典だけでなく、自分のライフスタイルに合わせ、それぞれの国際ブランドのメリットを考慮して選ぶことができるのです。
特典・付帯保険が充実
ポケットカードは次のような豊富な特典と充実した付帯保険も魅力となっています。
- 全てのカードに紛失・盗難補償つき
- ポイントがお得に貯まる会員専用ショッピングモール『ポケットモール』
- 会員専用のツアー予約サービス『ポケットカードトラベルセンター』最大8%OFF
ポケットモールを経由して、楽天市場、ふるなび、じゃらんなど普段の買い物や旅行予約でも貯められるほか、ポケットカードトラベルセンターでポケットカードで決済することでお得に旅の予約ができます。
ポケットカードが提供する主なクレジットカード
ポケットカードは提供するクレジットカードの多さで有名です。
プロパーカード「P-oneカード」
まず、ポケットカードのプロパーカード『P-oneカードシリーズ』のご紹介です。
いずれも国際ブランドMastercard、VISA、JCBから選ぶことができます。
P-oneカード〈Standard〉
国際ブランド | Mastercard・VISA・JCB |
ポイント還元率 | ボーナスポイントのみ |
年会費 | 無料 |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:230万円 キャッシング:150万円 |
海外旅行傷害保険 | なし |
購入商品安心保険 | なし |
P-oneカードのスタンダードカードにあたり、6つのデザイン・カラーから選ぶことができます。
P-oneカード〈Standard〉の特徴は次の通りです。
- 年会費無料
- 有名レンタカー会社での利用で基本料金5%OFF
- ご入会後はじめてのカードキャッシングで利用日から30日間は利息0円サービス
ポイント還元については、キャンペーンで付与されるボーナスポイントのみとなっています。
年会費無料のため、P-oneカードを最初に作るならおすすめのカードとなっています。
P-oneカードプレミアムゴールド
国際ブランド | Mastercard・VISA・JCB |
ポイント還元率 | ポケットポイント0.1% 1,000円=1ポイント リボ・分割・ボーナス2回払いで2倍 |
年会費 | 11,000円(税込) |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:300万円 キャッシング:150万円 |
旅行傷害保険 | 海外:本人 最高5,000万円 親族 最高1,000万円 国内:本人 最高5,000万円 親族 最高1,000万円 |
購入商品安心保険 | 年間300万円 (1事故免責金額3,000円) |
P-oneカードプレミアムゴールドは、P-oneカードシリーズの最高グレードのカード。
海外・国内ともに旅行傷害保険が付帯、本人だけでなく親族にも保証がついています。
P-oneカードプレミアムゴールドの特徴は次の通りです。
- 国内の主要空港のラウンジが無料で利用できるラウンジサービス
- 毎年3月~翌年2月のショッピング利用で合計50万円以上利用でポケット・ポイント1,000ポイント
- ご入会後はじめてのカードキャッシングで、利用日から30日間は利息0円サービス
また、それぞれの国際ブランドでのハイクラス特典も受けることができ、家族での海外旅行へよく行く人などにおすすめのカードです。
P-oneカードG
国際ブランド | Mastercard・VISA・JCB |
ポイント還元率 | ポケットポイント0.1% 1,000円=1ポイント リボ・分割・ボーナス2回払いで2ポイント |
年会費 | 3,300円(税込) |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:230万円 キャッシング:150万円 |
旅行傷害保険 | 海外:本人最高2,000万円 国内:本人最高2,000万円 |
購入商品安心保険 | 年間50万円 (1事故免責金額3,000円) |
P-oneカードGはP-oneカード〈Standard〉のひとつ上のグレードにあたるカードです。
P-oneカードGの特徴は次の通りとなっています。
- 国内・海外旅行保険と購入安心保険が付帯
- 海外・国内ともに旅行傷害保険が付帯(本人のみ)
- リボ払い・分割払い・ボーナス2回払いでポイント2倍
年会費11,000円のP-oneカードプレミアムゴールドと比較すると、年会費3,300円で国内・海外の旅行保険と購入安心保険がついてくるというお手頃なカードといえるでしょう。
P-oneWiz
国際ブランド | Mastercard・VISA・JCB |
ポイント還元率 | ポケットポイント0.1% 1,000円=1ポイント |
年会費 | 無料 |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:230万円 キャッシング:150万円 |
旅行傷害保険 | なし |
購入商品安心保険 | 年間50万円(1事故免責金額3,000円) |
P-one Wizは、P-oneリボ払い専用カードです。
P-one Wizの特徴は次の通りとなっています。
- 年会費無料でも、ショッピング利用で1,000円=1ポイントがたまるポケットポイント対象カード
- 初回支払分の手数料が無料
- ご入会後はじめてのカードキャッシングで、利用日から30日間は利息0円サービス
P-one Wizのリボ払いは、毎月のお支払金額を自由に設定できる「あと決め払い」となっています。
最少支払金額以上なら、自分で自由に毎月の支払金額を設定することができます。
提携カードは13種類
多くの提携先をもつポケットカードの提携カードは、なんと全13種類。
すべてをここでは紹介しきれないため、おすすめの3種類に絞って紹介します。
ファミマTカード
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | Tポイント JCB加盟店での利用で0.5% 200円=1ポイント ファミリーマートでの利用で最大4倍 |
年会費 | 無料 |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:230万円 キャッシング:150万円 |
旅行傷害保険 | なし |
購入商品安心保険 | 年間50万円(1事故免責金額3,000円) |
ファミマTカードはファミリーマートとの提携カードで、お得にTポイントを貯められます。
ファミマTカードの特徴は次の通りです。
- JCB加盟店での利用で0.5%、ファミリーマートでの利用で最大4倍のポイント還元
- ファミペイへのチャージで0.5%のボーナスポイント還元
- 溜まったポイントは1ポイント=1円でTポイント対象店舗で利用可能
こちらは、初期設定では支払金額を自由に決められる自由返済型のリボ払いカードとなっていますが、増額支払い、ご利用残高の全額支払いに切り替えることもできます。
Tカードプラス
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | Tポイント0.45% 220円=1ポイント TSUTAYA利用でカード3倍 現金で4倍 |
年会費 | 無料 (2016年4月までの申し込みの人は初年度無料) |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:230万円 キャッシング:150万円 |
旅行傷害保険 | なし |
購入商品安心保険 | 年間50万円(1事故免責金額3,000円) |
TカードプラスはTSUTAYAとの提携カードで、こちらもTポイントを効率よく貯められる、TSUTAYAやTポイント対象店舗をよく利用する人におすすめです。
Tカードプラスの特徴は次の通りとなっています。
- TSUTAYAの会員カードとして利用でき、更新も不要
- TSUTAYAで利用すると、クレジット払いならTポイント4倍、現金払いで3倍!
- 年間50万円の購入商品安心保険が付帯
こちらもリボ払い(最少支払金額)が初期設定となっているカードで、1回払いにするためには切り替えが必要です。
ZOZOカード
国際ブランド | Mastercard |
ポイント還元率 | ZOZOポイント1% 1,000円=10ポイント ZOZOTOWNでの利用は5% |
年会費 | 無料 |
締め日/支払日 | 毎月末日/毎月1日 (金融機関休業日の場合翌営業日) |
利用上限金額 | ショッピング:230万円 キャッシング:150万円 |
旅行傷害保険 | なし |
購入商品安心保険 | 年間50万円(1事故免責金額3,000円) |
ZOZOカードはZOZOTOWNとの提携カードで、会費無料にもかかわらずZOZOTOWNでの利用はなんと5%という高い還元率で人気となっています。
ZOZOカードの特徴は次の通りです。
- ZOZOTOWNでのショッピングでZOZOポイント5%が貯まる
- 普段のショッピング利用でもZOZOポイント1%が貯まる
- 年間50万円の購入商品安心保険が付帯
人気が集中したためか、現在新規申し込みは終了しており、ちょっとしたレア感のあるカードとなっています。
ポケットカード「P-oneカード」の申込基準・申込方法
ここでは、ポケットカード「P-oneカード申込基準と申込方法を紹介します。
「P-oneカード」の申込基準
ポケットカード株式会社のHPによれば、P-oneカードの申込基準は以下の通りです。
- 18歳以上(高校生除く)でご連絡が可能な方
- 高校生の場合は、卒業年度の1月よりWebでのみ申込可能
「P-oneカード」の申込方法
P-oneカードは、ポケットカード株式会社のHPから申込できます。
申込からカードが手元に届くまでには4週間ほどかかるため、時間に余裕をもっての申込をおすすめします。
申込から手元にカードが届くまでの流れは以下の通りです。
1.P-oneカードのHPで申込情報を入力
P-oneカードHPで『申込はこちらから』のリンクから、希望のカードの申込情報を入力します。
- 会員規約の確認
- 国際ブランドを選択
- 本人情報の入力
- キャッシング枠等の設定
- 運転免許証の有無と番号入力
各項目を入力、確認して送信すれば、申込は完了です。
2.本人確認手続き
次に本人確認を行います。
対象の銀行口座を持っているか、必要書類の住所の記載が申込時と異なるかどうかで本人確認の方法が変わります。
本人確認方法 | 対象者 | 必要書類 |
銀行口座 ※ファミマTカード、ZOZOCARD非対応 |
三井住友銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 ゆうちょ銀行 の本人名義の口座を持つ人 |
口座番号のわかる 通帳 キャッシュカード 等 |
スマホ ※ZOZOCARD非対応 |
申込で入力する住所と 「同一の住所」が記載された書類を持つ人 |
運転免許証 運転経歴証明書 マイナンバーカード 在留カード |
書類等の 画像アップロード |
申込で入力する住所と 「異なる住所」が記載された書類を持つ人 |
運転免許証 運転経歴証明書 マイナンバーカード 在留カード 他の本人確認書類 等 |
本人限定受取郵便 (特定事項伝達型) による本人確認 |
申込で入力する住所と 「同一の住所」が記載された書類を持つ人 |
パスポート 写真付住民基本台帳カード 特別永住者証明書 外国人登録証明書 官公庁や特殊法人等が発行した身分証明書で顔写真付きのもの |
3.入会審査
ポケットカードの審査には、1~2週間かかります。
結果は、申込の際に登録したメールアドレスかSMSで通知されます。
4.カードの受け取り
申込から2週間前後で、以下のいずれかの方法でカードが発送されてきます。
- 本人確認が完了している場合:簡易書留郵便
- 本人確認が完了していない場合:本人限定受取郵便
ポストへの投函には対応していないため、確実に受け取れるようにしておきましょう。
ポケットカードの後払いサービス「後払いワイド」
サービス名 | 後払いワイド |
支払月 | 最大2ヶ月後 |
利用可能額 | 最大30万円(初回は上限10万円) |
対応支払方法 | 1回払い 分割払い リボ払い |
支払方法 | コンビニ払込 銀行振込 口座振替 |
後払いワイドは、最大2ヶ月後に支払いをできる後払いサービスです。
後払いワイドの特徴は以下の通りとなっています。
- ひと月に何回利用しても、支払はまとめて毎月1回
- 1回クレジットカード番号の入力を行えば、2回目以降は番号入力不要
- 分割払い・リボ払いにも対応
商品の到着を確認してからの支払であること、自分のマネープランに適した支払方法を選ぶことができるため、人気のサービスとなっています。
まとめ
ポケットカードでは、請求金額1%OFFという特典が嬉しいプロパーカードや、Tポイントをお得に貯められるファミマTカード、ZOZOポイント還元5%のZOZOカードなど、豊富なラインナップを揃えています。
また、後払いサービスや月の支払金額を自分で決められる3種のリボ払いなどサービスも充実している点が特徴です。
目的に合わせて選び、お得に使い分けましょう。